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歯周病治療

【歯医者の本音と患者様の思い】抜歯をすすめられたけど、抜きたくない場合、どうしたらいい?

こんにちは。プリズムタワー工藤歯科の副院長の工藤有加です。

今日は、抜歯をすすめられたけど、まだ抜きたくない場合、患者様はどうしたらいいか?という疑問について書いていきます。

1、抜歯をすすめられたがまだ歯を抜きたくない。どうしたらいい?

結論から言うと、自分が納得いくまで、

歯は残しておいていいです。

 

なぜなら、その歯は、

患者様ご自身のものだからです。

 

・歯が揺れてぐらぐらしているけど、まだ抜きたくない

・歯が折れているけど、症状がないから抜きたくない

・根の病気が大きくて、もう治療ができないと言われたけど、まだ抜きたくない

・もう虫歯が大きくなってしまって根だけの状態だけど、まだ抜きたくない

・親知らずで、役に立たないとわかっているけど、抜きたくない

 

色々あると思います。

 

どんな場合でも、患者様に、

自分の歯の抜歯について、決める権利があります。

 

なので、自分が納得いくまで、

歯を残しておくことは可能です。

 

2、その歯が抜歯が必要になった理由を理解する

なぜ、その歯が抜歯が必要になってしまったのか?

その歯を抜かなければならない状況になぜ至ったのか?

を理解することがとても大事です。

 

・虫歯

・歯周病

・歯の破折

 

この3つが、

歯を失う3大原因ですが、

 

その病気になってしまった理由を知り、

その原因を排除するように努力しなければ、

また他の歯も失うことになりかねません。

 

なので、抜歯になってしまった原因を知り、

対策をしていく必要があります。

 

そうすることで、

他の歯も守っていくことが大事なのです。

 

 

3、抜歯が必要な歯を残すデメリットを理解する

その歯についているバイキンが、周囲や全身に

悪い影響を及ぼす可能性を理解する必要があります。

 

抜歯が必要になった理由があります。

お口の中の病気はほぼ、バイキンが原因なので、

抜かなきゃいけない歯は、

多くの場合で、

バイキンの温床になってしまうのです。

 

そのバイキンの毒素が、

歯肉の血管から全身に入り、

様々な病気を引き起こしたり悪化させる原因となります。

 

例えば、口の中のバイキンの種類でも

特に悪さを起こすバイキンが体に入ると、

・糖尿病

・早産

・低体重児出産

・肥満

・血管の動脈硬化

・心筋梗塞

・脳梗塞

・誤嚥性肺炎

・アルツハイマー

にも関与しています。

 

口の中に、病気のある歯を残す、と言うことは、

バイキンを口の中に抱えているわけで、

そういったリスクがあることを十分理解した上で

歯を残す選択をする必要があります。

 

4、定期検診は必須

要抜歯の歯を残すのであれば、

歯科医院で管理のもと、定期検診をしながら、

歯を残していってください。

 

他の歯に影響はないかどうか?

体の変化はないかどうか?

何ヶ月かに1回、チェックをさせてください。

 

私たちは、そのリスクを負いながら、

患者様の歯を残したい気持ちに寄り添いながら、

メンテナンスをさせていただきます。

 

5、結局、歯を抜きたくない気持ちをどうしたらいいか?

 

ある歯がもうダメなので、ある歯科医院で

抜かなければならないと言われました。

 

でも抜きたくありません

 

そのことをかかりつけの歯科医院に伝えてください。

どうしても、抜きたくない気持ちに寄り添ってもらえないならば、

セカンドオピニオンで、他の歯科医院にかかることも視野に入れましょう。

 

そして、あなたには知る必要があります。

なぜ、その歯は、抜歯が必要なのか?

 

どういった理由で、どういった経緯で

抜歯が必要になってしまったのかを。

 

抜歯になるには、

理由があります

その質問をして、

歯科医師から腑に落ちる回答が得られるかどうか、

答えを聞いてください。

 

他の歯科医院にかかれば、

違う回答が得られるかもしれないです。

 

それには、信頼のできる歯科医院にかかることが一番大切です。

あなたの歯、大事にしてくださいね。

 

6、歯を残すのに2通りある

抜歯をすすめられた歯を残す場合、

 

・歯を理想的に残すためにできる限りの治療をして、良い状態で歯を残す方法

 

・病気をそのままにして現状を維持した状態で歯を残す方法

 

の2通りがあります。

 

その歯が、できる限りの治療をして、残せる希望がどれくらいあるのか?を、

歯科医師と相談してください。

 

それも、説明を聞いて、腑に落ちない場合、

セカンドオピニオンを探すことを

視野に入れるのも良いと思います。

 

歯科医師によって、持っている技術や、経験値、診断力、

全て違います。

 

なので、結局は、歯科医院選びが大切だと言うことを

改めてお伝えしたいと思います。

 

7、まとめ

歯は、抜きたくなければ、残すリスクを知った上で、

残すことは可能です。

 

抜きたくない気持ちを歯科医院に伝えてください。

 

抜かなければならない理由を理解してください。

 

理由を聞いて、腑に落ちない、納得できないのであれば、

その歯を抜く前に、セカンドオピニオンにかかることも

選択肢に入れると良いと思います。

 

あなたの歯、大切にしてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Youtube 工藤有加 プリズムタワー工藤歯科 副院長 歯科医師。歯学博士。
昭和大学補綴科 非常勤講師。
昭和大学歯科病院で8年間勤務した後に、プリズムタワー工藤歯科で12年、一般歯科診療に携わっています。
歯周病の権威である、歯周病専門医・指導医の院長のもと、患者様の悩みに寄り添った治療を心掛けています。
患者様に一生、健康な歯で過ごしてほしい。そんな思いで、日々の歯科診療に携わっています。
いつでもご相談お待ちしています。
最新情報を発信しています。

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