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歯周病治療

【そのままにしておくと歯がなくなる?!】歯がグラグラして硬い物が噛めない原因と対処法。

こんにちは。プリズムタワー工藤歯科の工藤有加です。

歯がぐらぐらして硬い物が噛めない、とお悩みの方。

それは早めに対処したほうがいいかもしれません。

ぐらぐらで揺れてて噛みにくいけど、反対側で噛めばいいから、そんなに困ってないし、

って、原因が何で揺れているのか、きちんと精査した上で、そのままにしておくのと、わからないままそのままにしておくのとでは、今後のお口の中の健康状態に差が出てきてしまいます。

なので、歯が揺れている原因が何なのかと、その対処法をお話ししていきたいと思います。

 

1、歯がぐらぐらする原因

歯が揺れている、と言っても、歯が揺れる、ぐらぐらする原因は様々です。

病的でないものと、病的なものがあります。

やはり、プロの目から見て、何が原因で揺れているのか、というのはきちんと診査診断してもらった方がいいです。

その上で、原因がいくつかあるので、その原因に何が考えられるのかと、その次に、セルフチェックで何なのかを、自分でも一度チェックしてみましょう。

原因その1、歯周病

原因その2、歯の破折(歯が折れている)

原因その3、歯の根の病気

原因その4、歯の脱臼、亜脱

原因その5、矯正中

原因その6、一部の歯に偏った力がかかっている

原因その7、乳歯の生え変わり

原因その8、乳歯の晩期残存(通常なら生え変わる乳歯が残っていて、後継永久歯(次に生えてくる大人の歯)がない場合)

2、歯が揺れている原因は何?!セルフチェックしてみよう。

本来であれば、レントゲンなどを撮影して、診査診断した方がいいですが、自分の歯が何が原因で揺れているか知りたい方は、下の項目でセルフチェックしてみましょう。

1、歯周病

・1本ではなく、複数の歯が揺れている

・歯茎が腫れている、腫れぼったい感じがする

・歯ブラシをすると血が出る

・黄色や茶色や黒い歯石が付いている

などの自覚症状がある場合、歯周病が原因で歯が揺れているかもしれません。

 

2、歯の破折

・1本だけ揺れる

・硬いものを噛んだりした後、その歯だけ違和感がずっと続いている

場合は、歯の破折が原因で歯が揺れているかもしれません。

 

3、歯の根の病気

・以前、歯の根の治療をしたところが揺れている。

・噛むと違和感や痛みが長く続いている

歯が揺れている場合は、歯の根の病気が原因で歯が揺れているかもしれません。

 

4、歯の脱臼、亜脱臼

歯をぶつけてから揺れている場合、歯の脱臼、亜脱臼が原因で歯が揺れているかもしれません。

5、一部の歯に偏った力がかかっている

歯を左右に移動させた時に歯が揺れる場合、噛み合わせや歯軋りが原因で歯が揺れているかもしれません。

 

6、矯正中

矯正中に痛みが伴ったり、歯が揺れるのは普通に起こりうることなのですが、注意してほしいのは、歯周病が併発していないかどうかです。成人で矯正する場合、きちんと歯周病専門医指導医、または、歯周病が併発していないかどうか、また併発していたらその対応ができる歯科医師にチェックしてもらいながら矯正治療をした方がよいと思います。

 

 

7、乳歯の生え変わり

乳歯が生え変わるタイミングで歯が揺れている場合、乳歯の生え変わりで歯が揺れているかもしれません。

 

8、乳歯の晩期残存(通常なら生え変わる乳歯が残っていて、後継永久歯(次に生えてくる大人の歯)がない場合)

・子供の時に、大人の歯がないと言われた

・乳歯がいつまでも残っている場所がある

場合、乳歯の晩期残存で歯が揺れているかもしれません。

 

 

3、歯がぐらぐらする原因とその対処法

歯が揺れる原因はいくつか考えられますが、何が原因で歯が揺れているか、セルフチェックできましたでしょうか?

次に、原因についての対処法を示していきたいと思います。

1、歯周病で歯がぐらぐらしている場合の対処法

まずは、自分の口腔内の歯周病がどれくらい進行しているのかを歯科医師や、歯科衛生士と一緒にチェックした方がいいですね。

歯が揺れていても、歯周病がコントロールされていて、進行しない状況を、ご自身と、歯科医院、歯科衛生士や歯科医師と、二人三脚でコントロールする、というお口の状況にする、ということが大切になってきます。

その上で、

1、そのままにしておく

2、揺れている歯と揺れていない歯をつなぐ

3、矯正治療をして適切な歯の位置にする

という3つの方法があると考えます。

 

 

1、歯周病治療をしてそのままにしておくケース

歯周病のコントロール下で、歯が揺れている状況、というのは、歯周病が定期的にコントロールされている、という条件下で、そのままにしておくケースも多いです。

揺れや、歯周ポケットの変化、炎症の有無を、定期的にチェックし、記録します。

炎症が無く、歯周ポケットも進行しない、歯の揺れも進行しない状況であれば、経過観察でOK、とする場合が多いです。

とにかく、歯周病の治療をすることで、歯周病がコントロールされた状態にする、ということがとても大切です。

この場合、揺れていても、歯を残して、長持ちする場合も多いです。

歯周基本治療をして、歯肉の炎症が治まった、その先に、エムドゲインなどの歯周外科処置をして、失った骨や歯肉できるだけも元に戻す方法もできる場合もありますので、もしご希望の場合は、歯周病専門医・指導医に相談してみてください。

 

 

 

2、歯周病治療をした上で、歯と歯をつなぐケース

歯が揺れて、噛めなくて困っているんだけど、どうしても今の状況を変えたくない、抜きたくない、という方もいらっしゃいます。

まずは、1で、ご説明したように、歯周病をコントロールするのが一番大切です。

その上で、もし、揺れている歯に隣の歯があるのならば、歯を最終的に使い倒すという意味で繋いで固定する場合もあります。

繋いで固定する方法は、スーパーボンドという口の中専用の接着剤で固定する場合もあるし、削って補綴物でつなぐ方法もあります。

その場合は、揺れている隣の歯も、少なからず犠牲にしてしまう、悪くなる時は揺れている歯だけじゃなくて繋いだ歯も一緒に悪くなってしまうことを、患者様も十分わかった上でつなぐのは、最終的な方法としてはアリだと思います。

ただし、歯が揺れていて、隣の歯と繋いで強固にして揺れなくする、というのは、最終的な手段にとっておいた方がいいかもしれません。

その前に、歯周病をコントロールする、ということが何よりも大切です。

 

3、歯周病の治療と矯正治療両方するケース

歯周病の治療と一緒に見た目を改善したい場合、噛み合わせも一緒に治した方が今後の口腔内の人生を考えるとメリットが高い場合、歯周病治療と矯正治療を併用する治療を提案させていただくこともあります。

 

 

2、歯の破折(歯が折れている)で歯がぐらぐらしている場合の対処法

歯が実は折れていて、歯が揺れている場合もあります。

その場合、

1、歯冠部(常に歯茎よりも上にある見えている歯の部分)が折れている場合

2、歯の根の部分が折れている場合

によって、歯が残せるか、残せないか、というのが変わってきます。

1、歯冠部(いつも歯が見えている歯茎よりも上に見えている部分)が折れている場合

折れている部位にもよりますが、神経の処置をして、被せ直すことで歯を元の形にして、またその歯で噛めるようにして歯を残せる可能性があります。

2、歯の根の部分が折れている場合

2−1抜歯をして、また噛めるように積極的に治療をして行く

2−2折れているのをわかった上で、そのまま経過観察をして行く

の二つの選択肢があります。

2−1を選んで抜歯をした場合、7番目の歯(親知らずを除いて一番後ろの歯)以外は、何かしら、抜いた歯の部分を補ってあげるか、矯正治療をして、その歯を抜いたことでできてしまったスペースを閉じる必要性が出てきます。

選択肢としては、

・入れ歯

・ブリッジ(両隣の歯を削ってつなぐ治療法)

・インプラント治療(人工歯根)

・矯正治療をしてその隙間を閉じる

という4つの方法が考えられます。

いずれも、隣の歯の状況や、骨の状態や歯周病の進行度によって、どれがあなたに合った治療法なのか、というのは、診査、診断が不可欠なので、信頼のおける歯科医師に診てもらって相談することをおすすめします。

2−2を選んで、現状維持を希望した場合、折れていて揺れている歯を残すので、揺れるということは、その部位の骨に少しずつダメージを与え続けていることを、患者様もご納得していただいた上で、折れて揺れていても、そのままその歯を残してメンテナンスしながら使っていただく、というのは、多いに結構だと考えています。

 

先ほども申し上げたように、歯を抜いたら、ブリッジ、入れ歯、インプラント、それとも矯正治療・・・何かしらの方法で歯を補ってあげたり、隙間を閉じてあげる必要が出てくるので、歯は折れているのはわかっているけど、痛みもないし、今はそのまま現状維持希望します、という患者様、いらっしゃいます。

歯を抜いたら、その時点で、その次に、その部位を補うことを考える必要があるので、その時期は、患者様のご年齢、ライフステージ等もありますので、患者様とよくご相談して決めていくのが良いと考えています。

 

3、歯の根の病気で歯がぐらぐらしている場合の対処法

歯の根の病気が原因でぐらぐらしている場合、

1、根の治療をする

2、そのままにしておく(ダメになるまで使い倒す)

という選択肢が考えられます。

そのままにしておいていいの?という質問が飛んできそうですが、治療をする、しない、というのは、患者様とよく相談して決めて行くのが良いと考えています。

なぜなら、歯の根の治療をする、中を削って開けて診る、ということは、開けてみたら歯が折れていて結局はその歯を抜歯しなきゃいけないとか、虫歯が大きすぎて残せないなど、レントゲンでは見えなかった事実が判明してしまって、歯を残そうと思って治療を始めても、抜歯しなければならない理由が見つかる可能性があるからです。

どの治療においても言えることですが、診査、診断をして、治療後にその治療が予定通りに進めて行けるのか、そうでないか、というのは、その歯の状態によりますので、きちんと信頼のおける歯科医師に診査診断してもらって、この先生ならお任せができると心底信頼して、納得された上で治療をしていただくのが一番なのではないかと思います。

 

4、歯の脱臼、亜脱臼で歯がぐらぐらしている場合の対処法

ぶつけて転んだりして、なんらかの衝撃が加わり、歯が脱臼してしまった、それにより、歯が揺れてしまう場合があります。

その場合、しばらくの間、隣の歯とボンドのような歯専用の接着剤を用いて固定をして、できるだけ噛まないように安静にして、様子を見る場合が多いです。

安静にすると骨と歯の関係性が元に戻る場合があるので、様子を見て固定を外す場合があります。

 

5、一部の歯に偏った力がかかっているのが原因で、歯が揺れている場合

これもいくつか原因が考えられます。

1、歯並びが悪くて、一部の歯に負担がかかり、ぐらぐらしている

2、歯軋りや食いしばりにより、ある一定の歯に力がかかっている

 

1、が原因の場合、歯周病が併発している場合が多いのではないか、と考えます。

歯周病のコントロールが一番大切ですが、噛み合わせが奥歯でしか噛んでなくて、歯をスライドさせても、犬歯(糸切り歯)や、前歯に当たらない、奥歯でしか歯軋りできないような噛み合わせの方は、長い経過を追っていくと、奥歯に負担がかかりすぎて奥歯を失うケースも多く、できたら、噛み合わせを適正な位置に移動をして、歯をスライドさせた時に、奥歯は段々と離れていって、犬歯や前歯にもあたるような噛み合わせになるように矯正治療をした方が良いと考えています。

本当は、歯が揺れたりする前に、そういう噛み合わせの方は矯正治療をされた方が、今後のためにはいいと考えています。

なので、そういった、今後、奥歯が揺れてきて歯を失ってしまうようなリスクのある噛み合わせの方には、歯が揺れたりする前に、矯正治療をおすすめしています。

なぜなら、そのまま奥歯だけに負担をかけていると、奥歯が揺れ始め、奥歯から歯を失ってしまう未来を防ぐためです。

むやみやたらに矯正治療をすすめているわけではないので、それはご理解いただきたいなと。

その患者様のお口の健康の未来がより良いものになるようにご提案をさせていただいているので、当院で矯正治療治療を勧められたら、奥歯が危なくなりやすい噛み合わせなんだな、と、ご理解いただけて、意識するだけでも、今後の長い目で見たお口の健康が変わってくるでしょう。

矯正治療をどうしてもできない場合は、ナイトガードと言って、夜の歯軋りによる荷重負担をできるだけ分散させてあげるようにする装置をつけた方が良いです。

歯軋りの自覚がないです、という方で、歯がすり減っている方、多くいらっしゃいっます。

できるだけ、自覚がなくても、歯科医師がみて、歯軋りしていると判断できる場合や、被せ物や治療した歯が多い場合は、ナイトガードを付けて寝ることをお勧めしています。

2、の歯軋りや食いしばりで歯が揺れている場合も同様に、ナイトガードを装着して、歯を守る、ということが大切になってきます。

 

 

6、矯正中に歯がぐらぐらする場合の対処法

大前提として、矯正中は、歯の移動による痛みが伴いますし、歯が揺れることは、普通にあることです。

矯正中に歯がぐらぐらして噛めないことはよくあります。

ただし、注意してほしいのは、歯周病が併発していないかどうかです。

矯正中は、より慎重になって、歯周病が併発していないかどうかをよく診査診断してもらう必要があります。

成人を超えて矯正をする方は特に要注意です。成人の8割が歯周病と言われています。

歯周病が併発していたら、本当に大変です。

矯正治療中で歯が揺れている方は一度、歯周病専門医、指導医の先生にチェックしてもらうと良いと思います。

 

7、乳歯の生え変わりで歯がぐらぐらする

これは、子供の歯が大人の歯に生え変わるときに揺れる場合で、何も問題ありません。

大人の歯は見えてますか?大人の歯が生えてくるのを待ちましょう♪

なかなか大人の歯が生えてこない場合は、歯科医師に一度チェックしてもらいましょう。

 

8乳歯の晩期残存で、歯がぐらぐらするケース(通常なら生え変わる乳歯が残っているが後継永久歯(大人の歯)がない場合)

この場合は、できるだけ、今ある乳歯を大切に残して使った方が良いです。

どうしても揺れがひどく、抜かなければならない場合は、やはり、入れ歯かブリッジかインプラント、という方法が一般的ですが、矯正治療で、その隙間を閉じる方法もあります。

残っている歯の状態で、何が適しているのかは違いますので、やはり、信頼のできる歯科医師に診てもらうのが一番いいでしょう。

 

 

4、まとめ

歯が揺れる、ぐらぐらする、と言っても、様々な原因があります。

原因が複雑に絡み合っている場合もあるので、歯が揺れていて気になったり、困ったりしている場合は、一度歯科医師、できたら、歯周病専門医、指導医に診てもらうことをお勧めします。

歯の揺れに対しても、積極的に治療して行く場合と、できるだけ歯周病治療をして今の歯の状況を維持していく方法があります。

その判断や考え方も歯科医師によって違うのが現状ですし、患者様のお気持ちやライフステージもありますから、一概にこうした方がいい、という判断ができないことも多いです。

患者様にとって理想的な方法は何か、というのを、診査診断の上、お口の中の全体の治療計画を立てて、その治療計画に則って治療をして行くのが良いと思いますが、

まずは、診査診断をして、まずは歯のクリーニングをしながら話し合って決めていくことも少なくありません。

信頼のできる、歯科医師、歯科衛生士、歯科医院に診てもらうのが一番だと思います♪

 

 

 

Youtube 工藤有加 プリズムタワー工藤歯科 副院長 歯科医師。歯学博士。
昭和大学補綴科 非常勤講師。
昭和大学歯科病院で8年間勤務した後に、プリズムタワー工藤歯科で12年、一般歯科診療に携わっています。
歯周病の権威である、歯周病専門医・指導医の院長のもと、患者様の悩みに寄り添った治療を心掛けています。
患者様に一生、健康な歯で過ごしてほしい。そんな思いで、日々の歯科診療に携わっています。
いつでもご相談お待ちしています。
最新情報を発信しています。

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