03-3464-8713 web予約
歯周病治療

歯周病の歯のブリッジ治療【後悔したくない人必見!】

こんにちは。

プリズムタワー工藤歯科の工藤有加です。

今日は、歯周病の歯のブリッジ治療について書いていきたいと思います。

歯周病の歯をブリッジで治す治療法。

一見、綺麗な歯が入り、入れ歯のような取り外しもないので、魅力的に感じる選択肢です。

一方で、長い将来を考えると、歯へのダメージが大きく、歯を失うリスクが高くなったり、歯の寿命を短くしてしまう可能性があります。

歯科医師もよく利用する方法ですが、かなり注意が必要な治療法になりますので、詳しく説明していきたいと思います!

歯周病のブリッジ治療

歯周病の歯のブリッジ治療は、右から左の奥歯にかけて数本の歯を連結した大き目タイプのブリッジになることが多いです。

なぜかというと、歯周病の人は、抜かなければいけない歯や、揺れている歯が多く、部分的な小さなブリッジでは済まないことが多いからです。

歯周病の歯をブリッジでつなぐ治療は、固定を兼ね備えているため、揺れが少なく食事がしっかりとれるという特徴があります。

しかしながら、多くの歯を削る必要があり、結果、歯の寿命を短くしてしまうこともあるので、非常に注意が必要になります。

歯周病の方のブリッジ治療は、メリットも大きいですが、デメリットもあります。

他の治療の選択肢も視野に入れて、慎重に選択してください。

歯周病のブリッジ治療のメリット

歯周病の方のブリッジ治療のメリットは多くあります。

まず、第一に、歯周病で揺れている歯が固定されるので、食事がしやすくなります。

入れ歯のように、取り外す必要のない治療法なので、食事後に取り外す煩わしさがありません。

前歯もブリッジに含まれていると、自分の歯が新しく生まれ変わって、見た目もよくなったように感じやすいです。

インプラントのような外科処置もないので、治療のハードルが低いですよね。

インプラントも入れ歯も避けたい、けど、噛めるようになりたい方には、非常に魅力的な治療法に感じることも多い治療法です。

歯周病のブリッジ治療のデメリット

一方で、ブリッジは、多くの歯を削るため、歯の寿命を短くしてしまう可能性があります。

また、ブリッジで、揺れを固定しているので、歯周病の進行に気が付きにくいです。

元々、歯周病のダメージを受けた状態の歯同士を繋ぐので、支えになっている歯の負担になりやすく、ブリッジの支えに使っている歯が折れたりするトラブルも起こりやすいです。

そうすると、ブリッジを支えている1本の歯にトラブルが起きたときに、ブリッジ全体を外してやりかえなければならなくなる可能性があり、再治療でまた大きな治療介入が必要になります。

治療介入の回数が多い、ということは、より歯を多く削ることにつながり、結果、歯の寿命を短くしてしまうことにつながりかねません。

ブッリッジで一度せっかく治療が完了したのに、ブリッジの支えの歯の不具合により、さらにブッリッジ全体をやりかえる治療が必要になり、余計に治療費が嵩んでしまうかもしれません。

歯周病のブリッジ治療に多いトラブル

歯周病のブリッジは、年数が経過するとトラブルを起こすことが多い治療法です。

理由は6つ

1、元々、歯周病でダメージがある歯を、大きく削って繋いでいるため、無理な力がブリッジにかかりやすい。

2、無理な力が歯にかかり、ブリッジの支台の歯が折れて痛んだり膿んだりすることも多い

3、その場合、その治療をするために、ブリッジごと壊して、ブリッジごとやりかえる必要がある可能性が出る。

4、ブリッジ自体が大きくなるので、精度の良い技工物の製作自体が非常に難しいので、外れたりしやすい。

5、ブリッジの境目が黒く目立ちやすくなったり、ブリッジ自体が変色したりして、年数が経つと、見た目も悪くなりやすい。

6、揺れている歯を固定しているため、歯周病の進行に気が付きにくく、気がついた時には手遅れになりやすい。

歯周病のブリッジ治療をした方の実際の悩み

歯周病の方で、ブリッジ治療をされた方で悩む方も多いです。

なぜなら、トラブルも多く、再治療するとなると、せっかく入れたブリッジを外して治療を行う必要があり、大きな治療をやり直すしかない場合が多いからです。

ブリッジの支台の歯が折れたりして、痛んだり、膿が出てくると、ブリッジを壊して外して再治療をするかどうか、悩みます。

ブリッジ自体の変色したり、歯茎が黒ずんできたりすることもあります。治療するには、ブリッジを壊して、全部外さなきゃいけないので、どうしようかと悩みます。

外れそうなブリッジをそのまま使っていて噛みにくい場合もあります。

再治療が必要なため、一度外したらブリッジが出来ないほど歯が傷んでいると言われ、そうしたらいいかと悩みます。

歯周病のブリッジ治療は、最初は良くても、経年的に劣化すると、上記のような様々なトラブルを起こし、悩みや不調を訴える方が多いです。

歯周病のブリッジで後悔しないために

歯周病のブリッジで後悔しないためには、

・歯周病治療を徹底的に行うこと

・診査診断を正しく行うこと

・ブリッジを含めた口腔内全体の治療計画を正しく立てること

・治療は慎重にかつ、正確に行うこと

・歯科技工士は十分質の高い技工士を選び、依頼すること

・メンテナンスはしっかり行うこと

ブリッジで後悔しないためには、歯周病治療の徹底すること。

診査診断能力と、理に適った治療計画の立案、

治療の遂行能力のある歯科医師を選ぶこと。

誰にどんな治療をしてもらうか、がとても大切です。

その後のメンテナンスもしっかりしましょう。

それが、後悔しない秘訣です。

まとめ

歯周病の人のブリッジ治療は、メリットも多く感じられやすいですが、デメリットも多い治療法です。

外科治療がないので治療の抵抗も少なく、受けやすい治療法ですが、一方で、多くの歯を削り、繋いで固定するので、病気の進行に気が付きにくいです。

知らない間に歯周病がじわりじわりと進行し、最後はブリッジ全体がぐらぐらして、ブリッジ全部がダメになってしまう、という怖い結果も多く見てきました。

もちろん、歯周病のブリッジ治療は当院でも行なっています。

その患者様は、長期に審美的にも、機能面でも安定し、治療結果に満足されていらっしゃいます。

そうなるためには、歯周病の治療を徹底的に行った上で治療すること。

どんな歯科医師でも結果が同じ、というわけではありません。

また、診査診断能力や、治療技術も歯科医師によって差がありますので、治療結果に差が出ます。

誰に治療してもらうか、歯科医院選びが非常に重要になってきます。

また、治療後は、定期的なメンテナンスを欠かさないことが大切です♪

 

どの治療法も、メリット・デメリットがあるので、よく理解した上で治療を選択し、治療をお受けになってくださいね。

歯周病のブリッジ治療でお悩みの方で、当院で治療し、長期に安定した良い治療結果を得られている方は多くいらっしゃいます。

当院では、診査診断を正確に行い、ブリッジだけではなく、他の治療法を含めたメリット・デメリットについて誠心誠意ご説明致します。

ご相談、いつでもお待ちしています♪

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

 

ブリッジで後悔したくない方で、もっと知りたい方は、こちらの記事もよろしければお読みください。

https://prism-perio.com/blog/a-must-see-for-those-who-dont-want-to-regret-it-】people-who-regret-dental-bridges-and-people-who-dont/

 

 

 

 

 

 

Youtube 工藤有加 プリズムタワー工藤歯科 副院長 歯科医師。歯学博士。
昭和大学補綴科 非常勤講師。
昭和大学歯科病院で8年間勤務した後に、プリズムタワー工藤歯科で12年、一般歯科診療に携わっています。
歯周病の権威である、歯周病専門医・指導医の院長のもと、患者様の悩みに寄り添った治療を心掛けています。
患者様に一生、健康な歯で過ごしてほしい。そんな思いで、日々の歯科診療に携わっています。
いつでもご相談お待ちしています。
最新情報を発信しています。

カテゴリー

タグ

検索